地球温暖化の影響

実際のところどうなるのかはまだ良く分かっていないようだが、地球温暖化の影響で懸念されるのは、「温暖化による気候帯の移動に植生帯の移動がついて行けなくなった場合にどうなるか」ということだと個人的には理解している。

武田邦彦 (中部大学): 緊急の論理  40℃で生き残る方法

まず守るべきは自分の体というのはその通り。全く異論は無い。
その一方で温暖化やヒートアイランドを防ぐ対策を進めようというのは、相反する話ではない。
確かによく言われる、冷房設定温度を28℃にしましょう(「クーラーを止めよう」とは誰も言っていない)というのは対策としては不十分である。建物緑化等の、快適な環境を維持しつつ使用エネルギーを減らすためにはどうすれば良いかという対策を進めるのが本来の姿だ。
そのような本質的な対策は、体を守るための冷房使用をしつつ、同時に進めていくべきものである。

特に後半の二酸化炭素を減らすために何もできないという項については、大きな疑問を感じる。これは、「自分が1票入れても政治は変わらない」という選挙権放棄の正当化と同じにしか見えない。削減は、各国がそれぞれに取り組むことで初めて実現されるのである。
アメリカ、中国は分かるとしても、ヨーロッパが削減しないと何ともならないというのはどう考えてもおかしな話だ。ロシアを除けばヨーロッパ各国の排出量は日本より少ない。それこそ自分たちが削減しても何も変わらないという理論が成り立ってしまうのではないだろうか。

選挙公報

そろそろ選挙管理委員会選挙公報のPDF配信を標準でやってくれても良いのではないかと思った。
新聞を取っていないと選挙公報が送られて来ないわけだが、特に地方議会議員の選挙だと、選挙公報無しでは候補者の名前と政党名しか分からないので選びようがない。

すでにやっているところもあるようなので、法制上できないというわけでは無いはず。

円周率が3.05より大きいことを証明せよ

城南予備校の広告より。ついやってしまった。

円周率の定義は、円の周長と直径の比であるとする(このへん記憶が曖昧なので一応定義しておきます)
円に内接する正多角形を考える。多角形の頂点間は最短距離で結ばれているため、この正多角形の周長が円の周長より小さいのは自明(ちょっと乱暴か?)
したがって、ある円に内接する正多角形の周長と円の直径との比が3.05より大きい正多角形が存在すれば証明完了


詳細は省略するが、正6角形で計算するとちょうど3.0、正12角形で計算すると3.118ぐらい。よって証明完了。
電卓使わないで手計算なので計算ミスはあるかも。ルートを適当に近似して計算しました。三角関数なんて使っていないので中学生でも解けるはず。ピタゴラスの定理の証明法が分からなかったので、これだけ自明として使ってしまいました。


計算していないが多分正8角形でやると3.05より少し大きな解になるのでしょう。


追記: 電卓使って確認計算してみたところ、正12角形で3.1058, 正8角形で3.0615。ミスと言うほどの計算ミスは無かったみたいですが、大小関係をもっと厳密に考えないとダメですね。

柳沢厚生労働相の発言に関して

玄倉川の岸辺 失言を許さない社会経由


柳沢厚労大臣発言:

◆柳沢厚生労働相発言要旨 なかなか今の女性は一生の間にたくさん子どもを産んでくれない。人口統計学では、女性は15〜50歳が出産する年齢で、その数を勘定すると大体分かる。ほかからは生まれようがない。産む機械と言ってはなんだが、装置の数が決まったとなると、機械と言っては申し訳ないが、機械と言ってごめんなさいね、あとは産む役目の人が1人頭で頑張ってもらうしかない。(女性)1人当たりどのぐらい産んでくれるかという合計特殊出生率が今、日本では1.26。2055年まで推計したら、くしくも同じ1.26だった。それを上げなければいけない。


菅直人民主党代表代行発言:

柳澤大臣の発言は「女性の問題と言うよりも人間の問題。機械を動かせば子どもが生まれるという発言厚生労働大臣として最も不適格な発言。安倍首相の格差を容認している発言が、こうした発言を許している」と安倍内閣の姿勢を批判した。


こういうのを捏造と呼ぶのではないだろうか。